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おそがけ戦略コンサル転身記

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2008年 08月 25日

意思のレベル

先日のクライアントミーティングで。

「今日は我々の方からもプレゼンがあります」

最初にこう言われて、まずは我々のプレゼン。
その後、クライアント側から一枚のスライドが。

「わが社はこの事業を推進することを決めました。考えているコンセプトはこのような内容です。どうでしょうか?」

正直驚いた。
今回この事業の推進の意思決定をお手伝いしてきたわけですが、その一枚のシンプルなスライドに込められているのは「意思」「決意」そのもの。しかもこの「意思」はクライアント企業の事業ドメインを今後10年間で大きく変えてしまおうというほどの内容。我々が百数十枚も作ったどのスライドよりもインパクトが有る。なぜなら、我々が作ったスライドはあくまで「示唆」でしかなく「意思」を表現したものではないから。

自らここまで自らの変革を表明するとは正直思っておらず「せいぜい得意分野を生かして小さく参入」と思っていた我々サイドはかなり面食らってしまいました・・・・。

コンサルというのは本当に難しいのですが、このようなクライアントのにとって相手の意思のレベルを読まないと「インパクトのない提案」となってしまう。クライアントによって答えは違う。クライアントの意思のレベルをこちらでリード出来るのが理想なんでしょうけどね。

by miyakeseiya | 2008-08-25 10:17 | 仕事


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