おそがけ戦略コンサル転身記

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2008年 11月 24日

違う自分になってやろう

近所のイベントでマラソン大会があるとのことで、以前つい申し込んでしまったやつが日曜日に開催された。中学生以上一般の部で「元気な中高生といっしょか?」と若干括りには不安が有ったのだが、のんびりと気持ちよく走ろうとリラックスして望むことに。

しかし走り出すと、つい闘争心が湧いてきて、いつものジョギングと全然違うペースで先頭集団にくっつき走り出した。しばらくすると全身が酸欠状態になったかのような苦しさに襲われ、前に出すのも辛くなるほど足が重くなってくる。

周りの景色も見えないくらいの状態でただ走り続けていると、自分が中学時代に走ったマラソン大会の場面が頭によみがえってきた・・・。

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中学生のころ、運動が兎に角が苦手で、しかも小太りだった自分は、体育のサッカーやバスケなんかでは相手にされず、パスも飛んでこない。もう引っ込んでるしかない様なていたらく。そんな状況にとてもコンプレックスを感じていた。中学生にとってスポーツが出来ないというのはいろんな意味で死活問題だったのだ。「何とかしたい・・・」

そこで打ち立てた目標が「マラソン大会で違う自分になる」というものだった。いつもほとんど「ドベ」だったが10位以内に入る。にはいささか無茶では有ったが、走るだけなら運動神経もいらないし、何とかなるだろうと・・・。

そのために毎朝6時に起きてジョギングをはじめた。最初は辛かったが、だんだんと走ることが楽しくなってくる。「おれもやれば出来るじゃないか」と励まし、兎に角、諦めずに1年くらい走り込んだ。3年生の冬になった頃、体形はすっかりスリムに変わっていた。

ついにマラソン大会の日がやってきた。
3年生男子150人が一斉にスタートを切る。
「去年と違う、全然早い!」
なんと自分の前には陸上部のエース一人しかいなかった。
5.5キロのコースの半分くらいまでは2人で後ろをかなり引き離して先頭を走っていた。
しかし、だんだんと体が重くなってくる。
しかも体の血の気が引くような感じで、激しい腹痛がし始める。
ここで負けては、と踏ん張るが、少しずつ前が遠くなり、一人、二人と抜かれ始める。
「なんでおまえがここにおる!?」と驚きながら何人かが横を通っていくが、構っている余裕もない。

上がらない足をあげ、力を振り絞り、後少しでゴール。
「もうすこし、もうすこし、・・・・」
校門をくぐり、ゴールではどよめきが起こる。それと同時に自分の意識が遠くなっていく。

気がつくと、救急車のサイレンを聞いていた。
いつまでも遠くならない警報音が続く。
「おれが乗ってんのか」

実は6位でゴールした後、そのまま貧血で倒れてしまったのだ。
結局一週間くらい入院する羽目になったのだが、
それを機会に、自分の運動オンチは克服されたのだ。
周囲からの見る目も明らかに変わった。
「あいつはやるときゃやる」

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そんなことを思い出しながら、
「ああ、苦しい〜〜」
結局、足の速い中学生やら、気合いの入った壮年ランナーにも追い越され、
結局85人中45位で何とかかんとかゴール。

「パパおそーい!」
娘になじられ、自分の不甲斐なさに失望。
「来年は違う自分になってやろう」
そう思った。
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by miyakeseiya | 2008-11-24 16:11 | 雑感


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