おそがけ戦略コンサル転身記

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2007年 04月 29日

挑戦するという生き方

ゴールデンウィーク前半は実家の三重県に帰省。
その間にブログのテーマにぴったりの講演会に参加してきた。
「キャリアと人生の送り方」というテーマで、岩瀬大輔さんと小野崎耕平さんのお二人がご自身のキャリア観について講演されるというもの。岩瀬さんは昨年HBSを修了後、現在新しい生命保険会社設立を進められている。小野崎さんも同じくハーバードの公衆衛生大学院を修了後、医療・健康の分野で貢献すべく参議院議員になることを目指して現在選挙活動中。岩瀬さんとは昨年、ブログ「ハーバード留学記」で三重県から出馬する小野崎さんのご紹介ということで連絡を取り合っていたのだが、このたびようやくお二人とお会いすることができた。
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わたしもこれまでキャリアについてはいろいろと考えてきたが、お二人の講演を聞いて学んだことは、「自らの信念をもつこと」「挑戦を恐れないこと」であった。月並みな言葉に聞こえるかもしれないが、お二人の話を聞いてこれらの言葉が身にしみるように感じられた。

将来のキャリアを考えるとき、「自分はこうなりたい」と具体的なあこがれの姿を思い描くというより、「自分は何のために役立ちたいのか」「社会は何を求めているのか」「どういう活動を通してそれを実現していくのか」という信念をもつこと。それを実現するために必要な「挑戦」を恐れないこと。また、裕福になりたいとか、自分の欲求から来る目的ではなく、利他的に自らの役割を見いだすことで正しい信念が持てるのではないかと感じた。岩瀬さんはHBSの仲間と自分の信念について徹底的に議論したとのこと。(最近の企業不正も経営者などの信念が足りないからという指摘も納得)

確立された組織のなかで働いていると、与えられた役割、課題をこなしていくことに終始してしまいがち。岩瀬さんは「ほとんどの人は挑戦せずに終わってしまう」と指摘。組織に守られて、大過なく過ごす人生を否定する必要はない(世の中大多数の人はそうである)が、能力を持った人が信念を持たず、服従した人生を送っているとすれば社会の損失だ。
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また、自分の属する組織の知名度で自分の価値を判断することは誤りである。所詮他人が作った価値基準であり、その組織から一歩出たらそれは全然意味を成さない。自分が自分の信念に基づいて組織あるいは社会にどう貢献しているのかという事実で自分の価値を判断するべきだ。

お二人に共通するのは「挑戦する生き方」を徹底的に貫いているところ。
キャリアの転換も実にダイナミック。普通で考えると、「もったいないなー」と思えるものもあっさりと捨てて、自分の信念、目的に合った選択をされている。また、お二人ともキャリアの選択は「偶然」であっても、結果して「必然」となっている様に思えた。それは信念という太い柱があるためにぶれないからだろう。

今回お二人にお会いして、キャリアの基本的なことをじっくりと考えることができ、このGWに一つ宿題をもらった気がしました。
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by miyakeseiya | 2007-04-29 06:13 | キャリア
2007年 04月 23日

構造改革の真実

週末「構造改革の真実-竹中平蔵大臣日誌」を読んだ。
小泉改革ももう一昔の話のように思えますが、この本を読むと、不良債権処理、郵政民営化といった改革がどれほど困難な作業であったか、そして、改革に抵抗する業界、自民党、野党、官僚の実態、そしてマスコミを通して見てきた構造改革に対する理解とその本質が如何に違うものだったのかが良くわかる。経済に通じている日経新聞ですらその解釈については自分できちんと多面的に検証してみることが必要と痛感。

たとえば銀行への資本注入という行為について是非を問う場合、単なる税金の無駄遣いであるとか、銀行のモラルハザードを招くという負の側面が強調されることが多かったが、「決済機能の維持」という大義名分があったということについてはほとんど語られていなかった。しかし、前者の主張はある意味正しい反面、「どのような銀行であっても資本注入してその決済機能を維持すべき」、ということにもならない。すなわち影響が広範囲におよぶ重要な決断にはその深さと幅という微妙なさじ加減が付きまとうため、その是非を判断することはなかなか難しい事なのである。

また、このような問題の多面性ゆえ、改革者となる人はこのような、一見もっともな反論・批判に対峙して正論を通していく力がなければ改革は実現できない。

あと、この本の中で繰り返し出てきた言葉が2つありました。

一つ目は「無謬性」(むびょうせい)

無謬性というのは判断に誤りがないという意味だそうで、官僚が無謬性にこだわるために、過去の政策・判断が正しいという前提で現状否定しないことから、改革が進まない。この無謬性、官僚だけの特性ではない気がします。私も会社で、「そんなことやったらいままでは何だったんだ、ってことになるぞ!」とか、「○○常務が辞めるまではこれはやめられない」とか。正論がいとも簡単に無視される状況に何度となく遭遇した。それが組織といえばそうですが、そういう内向きの論理や建前がはびこるようになると、やはりマズイですね。

二つ目は「戦略は細部に宿る」

どこかで聴いた言葉ですが、腑に落ちる言葉です。細かいところをおろそかにしてはいけないということで、スケジュール、準備、実施計画の書きぶりとか、ヘッドになる人はそういう細かいところを人任せにしては駄目ということ。原理原則に照らし合わせて細部がそれに従っているか、そいういうことをきちんとやらなければ目的の達成は難しい。

国政の構造改革にかかわる話でしたが、企業の改革活動も基本的に同じこと。とてもためになる本でした。
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by miyakeseiya | 2007-04-23 12:45 | 書評
2007年 04月 20日

モチベーションの源泉

アマゾンで本を買うときは「書評」を見て買う。

調べ物をするときはウィキ。

いまや一つのOS標準となったリナックス。

これらはいわゆるボランティアにより作られたものであるが、いずれも実用に十分耐える価値を提供している。
誰に指示されたわけでもない人たちが自らの能力を惜しみなく提供し、そういう人たちが集まってプロダクトができていく。

WEB2.0的な仕組みの源泉は「自分の能力や知識を生かしたい」という人間の高次な欲求によるものである。企業活動における統制・管理とはまったく異なる仕組み。

昨日「やる気」について書きましたが、組織のリーダーにとって、結果を出すためにはこのようなモチベーションの源泉についての理解が重要だし、個人の「やる気」を引き出すことに注力しなければならない。
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by miyakeseiya | 2007-04-20 14:39 | 仕事
2007年 04月 18日

やる気の効用

最近自分がリーダーをやっているプロジェクトでは、うれしいことにメンバーがすごくやる気を持ってくれているということ。

1年間の期限付きの組織横断型プロジェクトメンバーを結成して、生産設備のメンテナンスの方法を根本的に変えていくという取り組み。実現すれば大きなコスト低減が可能だ。

実のところ、同様の取り組みは今までにも何度も失敗している。そのため、上層部の多くはその実現性に懐疑的だし、リスクをとりたがらない社風から新しいことに対する社内の反発も結構強い。

昨日はメンバーの5人で飲みに行ったのですが、
「このプロジェクトは絶対実現させる!」と強く誓ってくれた。
あるメンバーは「僕は高卒だから難しいことはできんけど、やる気は誰にも負けませんよ!」とも。

仕事の結果は能力×やる気。
実際このメンバーは驚くほどの早さで仕事をこなしてくれている。

人の能力は2倍も変わらないけど、やる気は10倍にもなるし、逆にマイナスにもなる。
だからやる気は大事。いくら頭よくても逆方向に走れば大きなマイナス。

そういうやる気を大切にしてあげたい。
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by miyakeseiya | 2007-04-18 12:45 | 仕事
2007年 04月 14日

有機EL

ちょっと話題が飛びますが、最近のうれしいニュース。これです。
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有機ELのディスプレイがSONYから今年中に製品化されるとのこと。薄さ1cm以下、超高画質。ついに来たかという感じ。これが来たら液晶やプラズマなんて無くなるだろう。
実は約10年前、僕が大学院の研究でやっていたテーマはこの有機ELだった。

その頃はまだガラスの基板上で緑色がやっとピカーと光るくらいで「やったー光ったぞ」ってな感じで、ディスプレイなんて夢のまた夢だったが、すごいポテンシャルをもった技術だと信じていた。最近では照明なんかにも応用されようとしていて注目を浴びている。
というのも、液晶のバックライト方式とは違い、自ら発光するという特性と、なんといっても有機材料(プラスチックみたいなもの)の薄膜なので紙のように薄くできる。

そのころ学会でよくお見かけした方が今でも活躍されており、有機ELの製品化に大きく貢献されています。

僕は研究というのがどうしても苦手で残念ながらその後の貢献は出来なかったのですが、ここまで来たかとうれしい限りです。

このディスプレイ絶対買おう!SONYの株も買おうかな。
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by miyakeseiya | 2007-04-14 06:14 | 雑感
2007年 04月 11日

会社を守る

HOYAによるPENTAXの買収が難航している。PENTAXの取締役会は混乱。TOBによる売却に前向きなPENTAXの浦野社長はとうとう解任されてしまった。

サッポロビール、北越製紙の時もそうであったが、企業買収には内部の抵抗が強い。

私は写真が好きで、以前PENTAXのカメラを持っていたことがある。高校時代初めて買った一眼レフで、SUPER-Aというやつだったけど、とてもいいカメラだった。しかし、デジカメ全盛期となった現在、PENTAXのデジタルカメラ事業は参入の遅れから業績の足を引っ張り続けてきた。

最近、ファンドのみならず事業会社も買収意欲が高くディールは旺盛。そのような状況にもかかわらず、非買収企業は買収提案を受けるとほとんどが大混乱をきたす。新聞に出てくる非買収企業社長のコメントは自社を「守る」という視点ばかり。資本の論理からはかけ離れた内向きの発想が前面に出る。

HOYAによる買収はその医療機器部門の吸収が目的であるから、実現すればおそらくカメラ部門は売却されるだろう。現実、開発投資のかかるデジカメ事業はPENTAXの資本力では、競合であるキャノンやニコンと対等に張り合っていくことは難しい。

そのような部門を売却し、そのキャッシュにより成長事業への投資を行うというのは資本効率の面からすごく理解できる戦略だ。

売却された部門にとっても、デジカメとしてもっと投資してくれるところにつけるのであれば成長も見込めるし、社員ももっといい仕事ができる。最近のソニーによるミノルタの事業買収例がそうだ。

しかし、多くの日本企業の場合そうはいかない。このような事業再編を拒むのは「会社はMy Family」という感覚。部門売却は仲間を売りさばく行為と等しく、どうしても抵抗がある。こういう愛社心に支えられているファミリー型の日本経営のよさが資本の論理からは足かせとなる。

大企業でのキャリアに関しても、このようなファミリー感覚、愛社心に引っ張られる。

安心を求めるより挑戦に挑む。
資本主義がここまでくると、そういうマインドでないと生き残っていけないとほんとに思う。
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by miyakeseiya | 2007-04-11 12:50 | 雑感
2007年 04月 11日

再受験準備開始!

今回のCPA受験を終えて、いろいろと反省点を踏まえ、FARとREGは少なくとも落としているという前提で次回8月末の再受験(3回目)を決心しました。早速試験で理解不足に悩まされた「修正仕分け」を復習。

やはりこの資格はどうしてもあきらめることができません。経営管理をやりたい私にとって会計の知識は将来必ず役に立つと確信している。あせらず取得を目指すことに。

しかし、今回の受験、思ったより不振だったのは反省すべき。8月の初回受験以来約半年間の準備期間があったにもかかわらず、まだ準備不足の感がありました。毎朝4時に起きているとはいえ、一日の勉強時間は3時間。集中していないことも多かったので実質はもっと少ない。やはりうかっている人の話を聞くともっと勉強しているみたい。所帯持ちでハンデはありますが、一日の持ち時間3時間はもっと有効に使わなければいけない。
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by miyakeseiya | 2007-04-11 12:05 | CPA
2007年 04月 04日

ついに終わった・・。

今日は午後から最後のREG(商法、税法)、今さっき終わりました。
この3日間で本当に疲れました。頭使いすぎのせいか、頭がピリピリしびれてる感じ。

REGはなぜか試験時間が3時間しかなく、時間配分はかなりタイト。前日から午前中で予備校のテキストを一通り読んで仕上がりを確認してきたので自信満々で望んだものの、いきなり最初のテストレットで苦戦。税法でBISKのやりこみが不十分で計算の細かい処理を思い出すのに時間がかかった。この試験はほんとに甘くない。準備不足の部分があるとごまかしがきかず、必ずそれが足を引っ張るのがわかる。じっくり考える時間はなく、大量の知識を覚えて瞬時に引き出さないといけない。理屈や概要を覚えているだけでは問題が解けない。やはりBISKを1,2回やったくらいでは太刀打ちできない。反射的に解けるくらいやりこまないとダメ。

シュミレーションではform(税申告書)がそのまま出てきて、埋め込む問題。CPAは税理士兼ねてるんやな~と思いながらせっせと数字を入れる。エッセイもクライアントに税金の払い不足を説明するメモを作成。シュミレーションの問題は一見難しそうに見えるが、知識より作業の速さがものを言う。

ということで今日の出来は60%くらいの感じ。MCで苦戦したので多分受かるのは難しいかな。

この試験の求めるレベルの高さを痛感したわけで、受かるためにはまだまだ努力が必要と思いました。ただ、前回受験に比べれば着実に点は取れているわけで、時間をかけてちゃんと必要なことをやればうかるとも思いました。

またBISKをまわすつらい日々の再来を思うとつらいです。いまはとても再挑戦のことは考えられる状況ではないですが、いろいろ考えると今回2科目以上落ちたらあきらめるかも、って考えてます。e0031770_69252.jpg


(試験会場となっているBank of Hawaiiのビル)
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by miyakeseiya | 2007-04-04 15:54 | CPA
2007年 04月 03日

In GUAM

以前グアムに6,7年前にきたときはかなり寂しい感じだったのですが、最近結構新しい店もできて、このようにインターネットのつながるコーヒーショップなんかもあります。

CPAの受験もはや2日が終わりました。
3科目がおわりましたが、かなり体力消耗しますね。日本人も結構来ているのですが、ほとんどの方が1,2科目受験のようで、私のように4科目一気に受験するという人は見当たりませんでした。この試験は少しづつとっていくのがやり方のようです。

短期合格を目指したのですが、今回落としたらかえって時間かかるかも。そう思うと今回絶対受からなあかん、ってすごいプレッッシャーを感じてしまいます。

昨日のFAR(3.5時間)は最初の出だしが難しく、そこで時間をとってしまったせいで後全般すごくあせってしまいました。2つ目のテストレットが簡単になった感じがしたので、1つめは結構落としたみたい。シュミレーションでは挽回を図ろうと挑んだものの、インベントリの期末価値の計算をLIFO,FIFOで計算するのが出て、簡単簡単!と思いながら勢いよくスプレッドシートをつくったものの、あとで基本的な理解不足によるミスで2問とも間違ってしまったことが発覚(帰りの車運転中)。それだけで10%落としたことになる。FARやばいかも。(ショック大)

そのショックを引きづらないよう、今日はリポDを2本飲んでBEC、AUDに挑むことに。怒涛の7時間ですごく疲れましたが、できはまずまずでしょうか。AUDはBISKをしつこくやったのが良かったみたいです。時間も結構余裕あり。BECはあまり勉強してないけど、ビジネスの関係はコモンセンスで何とか切り抜けた。

明日はのこりのREGが午後から。いまから夕飯食べて、その後はまたホテルにこもってBISK回すか。
まわりの人がうらやましいー。
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by miyakeseiya | 2007-04-03 17:42 | CPA