おそがけ戦略コンサル転身記

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2008年 04月 30日

休みたいなら辞めろ

日本電産の永守社長の発言が波紋を呼んでいるようだ。

永守社長は4月23日の記者会見で「休みたいならやめればいい」と発言したと24日付けの朝日新聞朝刊(大阪本社版)で報じられた。
(正しくは「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」と発言したとのこと。)

これに対して、連合の高木会長が「言語道断」と断じ、その後桝添厚生労働大臣が「きちんと調査し、指導すべきは指導する」と発言。

日本電産の労働実態は不明だが、この永守社長は倒産寸前の会社を買収し、一人も解雇せずに事業再生させ、雇用を守った人なのである。
したがって、連合会長の高木さんはむしろこの経営者に感謝状を贈るべきなのでは?と思う次第。

「24時間働けますか?ビジネスマン~」というキャッチフレーズがはやったのは一昔前。今やれば、「言語道断」とすぐに糾弾されそう。

ゆとり、ワークライフバランス、格差社会問題など、働くことに対して一歩距離を置く風潮があるように思えます。また、「少しでも楽をしたい」、「自分本位で」、ということを何かにすがって実現したいという甘えの精神が蔓延しているのではないか、という気さえしてきます。

しかし、これは働く側だけの問題ではなく、仕事が以前よりつまらないものになっていることにより、労働者が仕事に対してあきらめ感を感じているからかもしれません。

本来労働というのは本来対価を得る手段だけでなく、それを通して自らの成長させる機会でもあるのが理想。そのような機会を与えていない経営者には確かに問題は有るのかもしれません。

労働組合には労働時間の短縮のみならず、是非そういう「労働の質」に対して経営者に切り込んでもらいたいものです。

日本電産という会社には「厳しくてもこの会社でがむしゃらにやってみたい」という多くの中途採用者が集まって来ています。これを「過酷労働」と同列に扱うのは誤りではないでしょうか。
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by miyakeseiya | 2008-04-30 10:16 | 雑感
2008年 04月 30日

Interview

12日間の米国出張は無事修了し、ようやく帰国。
今回のミッションはエネルギー関係のとある事業について、参入可能性を探るための市場調査でした。このために、競合、顧客、関連企業などを訪問し、その事業のキーパーソンに直接インタビューをしてきたわけです。

結局約4社の訪問、および6社の電話インタビューが実現したわけですが、よくもまあ見知らぬ外国人にここまでお付き合い頂いたという気がします。

これらのインタビューで得られた情報は非常に貴重なものでした。
Webや文献などの二次情報をもとにスタディーをやってきましたが、今回自分で直接得た一次情報はその内容の新しさのみならず、事業に関わっている人の考え、意思や、事業者間の力関係など、いわゆる「生」の情報に溢れています。

しかし、このインタビュー取りには苦労しました(笑)。
最初の電話でのアポイント取りでは打率5割程度とかなり良い方だったと思いますが、やはり英語での不自由な交渉には苦労。会社のWebに載っているContactに電話して、まずは自分の紹介から、私は○○ファームで戦略コンサルをやっている誰ベエで、どういう目的で何を伺いたく、どういう人に会いたいのか、一気にまくし立てないと、電話を切られてしまったり、たらい回しにされてしまう訳です。

しかし、一旦約束を取り付けると非常に対応は丁寧。
しかも出てきてくれた人はほとんどVPレベルの人(これはファームの知名度のおかげか・・・。)。だいたい1時間程度みっちりお話を聞かせてもらえました。

今日からはこの成果をもとにクライアントの事業戦略の資料作り。
GWはなんとか暦通りで乗り切りたい!

#最終地デンバーの夜景
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by miyakeseiya | 2008-04-30 06:35 | 仕事
2008年 04月 18日

In Houston

しばらくブロクを休んでいましたが、実は色々あって今ヒューストンに来ています。
急きょ決まった米国出張ですが、クライアントが手がけようとしている新しいビジネスをアメリカでやれるかどうかを調査するために単身飛び込んできたというわけです。10日間の予定でこれから米国を飛び回る予定。

若かりし頃(笑)会社の派遣で来ていたときは周囲の人も色々と世話を焼いてくれたり、少々の無礼も許されたのですが、さすがにもうそのような甘えられる歳でもなく、自分の実力如何で勝負しなければ相手にしてくれないところがちょっとキビシイ。

今週は現地オフィスを拠点にして、関係しそうな会社に面談(インタビュー)を申し込んで来週の予定作り。

このようなインタビューは日本では経験が有るのですが、米国では当然「英語」という壁が有るのに加え、やはり相手にとって「ビジネス」の観点でメリットがないとなかなか時間を割いてくれません。これは日本に比べてかなり厳しいように感じます。

そんなこんなで苦労していますが、こちらの若手コンサルタントの協力もあり、来週は数社のアポイントがとれて、なんとか順調にスタートが切れそうだ。


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by miyakeseiya | 2008-04-18 18:24 | 仕事
2008年 04月 05日

バリュー

戦略コンサルは「バリュー」にこだわる。
それも「戦略」のバリューでだ。

この点で自分は甘いと感じる。
つい「知識」や「情報」でバリューを出そうとしてしまう傾向が。
これもバリューではあるが、これはシンクタンクの領域。

戦略のバリューとは何か?
経営という不確実なテーマについて道筋を示すこと。
これは確実なものでなくてよく、現時点で最も納得性のある示唆である。
確実性にこだわる故つい情報を求めてしまう。
これは長年の癖。

今日はクライアントミーティングのあと、メンバー3人で築地のすし屋に。
ケースの中盤。だんだんとゴールが見え始めてきた。
さあ、もう一頑張り。どうバリューをだすか・・・・。
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by miyakeseiya | 2008-04-05 00:09 | 雑感
2008年 04月 02日

誠実・謙虚・感謝

この仕事をするようになって、身に付いたこと、自分が変わったことは何か?

ロジカルシンキング、タイムマネジメント、プレゼンスキル・・・・・。
こういうことは表面的なこと。当然こういうことは鍛えられる。

しかし、実のところ最も変わったと感じるのはマインドセット。
よくファーム内で、「プロとして・・・」という言葉をよく言われるのですが、それに関係して、

「誠実」「謙虚」「感謝」

という言葉の重みが身にしみるように。
これはプロとして非常に重要な基本行動指針だと思うわけです。

このような言葉はしごく平凡かつ当たり前で「まあそうだわな」っていう程度でしか思わなかった。

しかし、プロとしてお客さんから自らを直接評価される立場となった今、もっとも大切なのは仕事の上で相手から信頼されること。

これを「うまくやる」方法などなく、
相手に誠実に向き合い、自らを謙虚に見つめて、愚直に行動する。
さらに自分が仕事で成果を挙げたことについて、関係した人に感謝を感じ、喜びを共有すること。

社内で他の人にこの話をすると、ほとんどの人がこれにとても共感するとのこと。

戦略コンサルタントというとてもアグレッシブなマインドとこのようなとても基本的なマインドが同居することに少し違和感を感じるかも知れない。

別の視点で言うと、戦略コンサルタントという経営の変革点に携わる立場では、倫理的にある意味「グレーゾーン」の領域にぶつかりそうになるときがある。そのときこのようなはっきりした価値基準を自分に持っておくことは、この仕事を長く続けていく上でとても重要な要素になるとも思えるのです。

この基本行動指針、
仕事だけでなく、全てにおいてそうなれたらもっといいのだろうけど。。。
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by miyakeseiya | 2008-04-02 15:41 | 雑感