2007年 06月 15日
日経新聞でペンタックス買収の連載記事が掲載されていますが、やっぱり、という記事がありました。ペンタックスの社員の60%以上がHOYAによる買収に賛成していたとのこと。 この買収劇のごたごたで見えたのは、旧体制を維持したい経営者のエゴイズムでした。 経営者が新たな成長に対する挑戦を怠り、企業の成長を遅くしているとすれば、社員にとっては災難です。そういう会社では往々にして社内に停滞感が漂い、有能な社員がモチベーションを高める機会を得られず、不満を漏らしています。実際このごたごたの間に多くの有能な社員が去ってしまったといいます。 社員が会社を内部から変える事は本当に難しい。会社を良くするのは経営者にその意思が無ければ成し得えず、経営者の意識改革または交代が必須。しかし、所詮社員がいくら頑張っても社長を変えることは簡単には出来ません。こういうとき、資本の論理が唯一の経営者に対する規律となる。 ファンドによる買収ならともかく、事業会社による買収は戦略的に明確である場合が多く、社員も納得しやすい。日本ではリストラ型の買収はあまり無いでしょうから。 健全な資本主義は社員の味方と言えそうです。
by miyakeseiya
| 2007-06-15 12:23
| MBA、経営
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