2008年 05月 23日
この仕事に移ってからかなり大量の資料(パワポ)を作ってきました。すで数百枚は行っていると思います。 我々戦略コンサルにとって書き物である”資料”はとても重要。 なぜなら、その資料を通じて「こうしたほうが良い」という提案をクライアントに伝えるわけで、相手に”刺さる”くらいの表現力がないと商品としては価値が薄い。ちなみに、”しゃべる”ことで伝えることも重要な表現手段ですが、講演などとは違い提案内容を形に残しておく必要があるためコンサルティングの成果は基本的に紙(パワポ)なのです。 また、紙に落とすことの重要性のもう一つの理由は「考えをまとめる」ことにある。上手に喋ったつもりでも、紙に出来ないということはどこかに”ごまかし”があるということ。。すなわち、資料つくりは一生懸命考えて紙に落とすことで自分の考えをまとめる作業でもあるわけで、ここにはかなり力を注ぐ部分なわけです。ちなみに、出来るコンサルタントは資料つくりのセンスも良いし、資料の作り方、見せ方にこだわりを持っています。 先日来プロポーザル(提案)資料作りに没頭。 昨日その資料のディレクターチェックがあったのですが、「ウェット感が足りない」「シンプルに表現しすぎ」「ノイズを入れろ」とか、表現面でかなり微妙なニュアンスのご指導。 ちなみに、資料をみて”?”と思う原因は2つ。 「ほんとにこれだけ?」・・・(なんかモレている) 「ほんとにそう?」・・・(理屈が怪しい、話が飛んでる) しかし、これを突き詰めると、理屈っぽくなりすぎて、説明がクドイ資料になる。 直感が好きな人には少々の飛躍が有ってもいいし、背景を知っている人には情報を省略したほうが良いこともある。要するに相手によって資料のレベル感を考えることも必要なのです。
by miyakeseiya
| 2008-05-23 10:55
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